TYPICA編集部

2020.08.31

【トップ100・チャート】今週のピックアップ(08/31付)、Calvin Harris, The Weeknd / BIM / BTS / chelmico

毎日更新されるTYPICAオリジナル楽曲チャート。チャートにランクインされた楽曲のなかから、特に注目の楽曲をまとめてピックアップします。



Calvin Harris / Over Now (with The Weeknd)

スコットランド出身のトップ・DJ / プロデューサー、Calvin Harris(カルヴィン・ハリス)。08/28(Fri)にリリースされた注目のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナル・シングルとしては、2019年1月にリリースされた、Rag’n’Bone Man(ラグンボーン・マン)とのコラボ・シングル「Giant」以来となる、およそ1年7ヶ月ぶりの新作に。今年1月には、レイブ、ハウス・ミュージックをフィーチャーした新プロジェクト・Love Regenerator(ラヴ・リジェネレイター)をローンチすると、Steve Lacy(スティーヴ・レイシー)とのコラボ・シングル「Live Without Your Love (with Steve Lacy)」を筆頭に、新プロジェクト名義の楽曲を多数リリースしていました。

そんななかリリースされた本ニュー・シングル「Over Now」では、今年発表したニュー・アルバム『After Hours』が評判を呼んでいる、The Weeknd (ザ・ウィークエンド)と初コラボ。08/07(Fri)に、The Weeknd (ザ・ウィークエンド)が行なった、TikTok初のXRバーチャルライブイベント「The Weeknd Experience」内で初披露されており、その後、Calvin Harris(カルヴィン・ハリス)のインスタストーリーでも楽曲の一部がアップされていました。

すでに一部リスナーのあいだで話題となっているように、本ニュー・シングル「Over Now」では、80-90年代のエレクトリック・ソウル / ファンクの引用を思わせるトラックとなっており、2017年にリリースされた、ポストEDMシーンを象徴する5thアルバム『Funk Wav Bounces Vol.1』の続編を期待させる楽曲に。リリックでは、恋人との別れについて繰り返し歌われており、The Weeknd (ザ・ウィークエンド)のアルバム『After Hours』でも展開されていた、80年代R&B回帰のサウンド、元交際相手(ベラ・ハディッドと思われる)との関係性の終結を綴ったリリックとの関連性なども感じさせます。

そしてリリース当日から、Calvin Harris(カルヴィン・ハリス)を始め、Ed Sheeran(エド・シーラン)、Jennifer Lopez(ジェニファー・ロペス)などと長年コラボしているビデオ・ディレクター・Emil Nava(エミール・ナヴァ)が監督を務めたMVも公開中。あわせてぜひチェックを。



BIM / Jealous feat. KEIJU

神奈川県川崎市出身のラッパー / ビートメイカー、BIM。08/28(Fri)にリリースされた注目のニュー・アルバム『Boston Bag』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2018年7月にリリースされた1stアルバム『The Beam』以来となる、およそ2年ぶりに新作に。その後、VaVa、kZm、SIRUP、などの楽曲に参加したほか、2019年7月に公開された、STUTS、RYO-Zとのコラボ・シングル「マジックアワー」が話題に。今年2月にミニ・アルバム『NOT BUSY』を発表すると、3月にリリースされた、木村カエラのミニアルバム『ZIG ZAG』タイトル・トラックに、客演、プロデュースとして参加。またコロナ禍の影響で、今年7月から開催予定だった全国ワンマンツアー『NOT BUSY 2020』の来年延期が決定するなか、7/21(Tue)赤坂BLITZにて生配信ライブ「Bye Bye, BLITZ」を開催するなど、精力的な活動が続いています。

本ニュー・アルバム『Boston Bag』には、2019年8月にリリースされたシングル「Veranda」を始め、リード・シングル「Non Fiction」「Jealous」「Tokyo Motion」「One Love」を含む全11曲が収録。

プロデューサーには、Rascal、STUTS、G.RINA、Astronote、が参加。客演アーティストとして、クリエイティブ・チーム〈CreativeDrugStore〉のメンバーである、in-d、VaVa、JUBEE、dooooを筆頭に、kZm、KEIJU(KANDYTOWN)、高城晶平(cero)、DJ ZAI、などがフィーチャーされており、プロデューサーならびに客演アーティストとして、Cwondo、No Busesが名を連ねています。またレコーディング・ミックスを、The Anticipation Illicit Tsuboi、STUTS、小森雅仁、熊井吾郎などが担当しているほか、NYを拠点に活動するエンジニア・Rick Essigがマスタリングを手がけています。

アルバム・タイトル『Boston Bag』について、Apple Musicに掲載されているセルフライナーノーツによれば「ソロとしての活動は、グループと少し離れて一人旅をさせてもらっている感覚。まるで自分探しの小旅行をしているような」というイメージからネーミングしているとのこと。「前作の時は、周りに対してソロラッパーとしてのBIMをもっと分かってほしいという気持ちがあったし、世間が抱いているBIM像と実際の俺との間に誤解やフラストレーションもあって、そういう葛藤も詰め込んだ。でも、今回はもうちょっと晴れやかで楽しい気持ちのもと作りました」(一部抜粋)とコメントしており、未聴のリスナーはぜひチェックを。



BTS / Dynamite

韓国・ソウル出身の7人組ボーイバンド、BTS(防弾少年団)。08/21(Fri)にリリースされた話題のニュー・シングルが、チャートにランクインされました。

オリジナルとしては、今年リリースされた4thアルバム『MAP OF THE SOUL : 7』ならびに、日本盤アルバム『MAP OF THE SOUL : 7 ~ THE JOURNEY ~』に次ぐ、新曲に。本ニュー・シングル「Dynamite」のリリースに際して、07/26(Sun)に配信アプリ「V Live」で行なった配信で、今年後半にリリース予定のニュー・アルバムの準備をしていることを明かしているほか、新型コロナウィルスの影響で世界中の人たちが大変な思いをしているなかでポジティブなエネルギーをファンと共有したいと思ったことから、今回のリリースに至ったことをコメント。前作『MAP OF THE SOUL : 7』では、試練、傷、恐れなど、自分たちの率直な物語を表現していたなか、本ニュー・シングル「Dynamite」では「幸せ」「自信」というメッセージをテーマに、生きることの大切さや人生の特別さについて歌っていることを語っていました。

キャリア初の英語詞となった本ニュー・シングル「Dynamite」には、ロンドン出身のプロデューサー・David Stewart(デビッド・スチュアート)、Jessica Agombar(ジェシカ・アゴンバー)が参加。先日公開されたインタビューによれば、BTSが所属する米レーベル〈Columbia Records〉のトップである、Ron Perry(ロン・ペリー)から「テンポがあって刺激的な、英語詞のシングルを探している」という話を聞いたのち、今回の楽曲制作を行なったとのこと。David Stewart(デビッド・スチュアート)が、ギター、ベース、鍵盤など、ほぼ全ての楽器を演奏して実家のベッドルームで作曲したほか、Bruno Mars(ブルーノ・マーズ)「Uptown Funk」に参加していたトランペット奏者・Johnny Thirkell(ジョニー・サーケル)が、ホーン・パートを担当しています。

そして楽曲ならびにMVのリリース直後から、YouTubeでの「24時間最多再生回数」歴代1位の新記録(1億110万回再生)をはじめとする、数多くの記録を樹立。08/24(Mon)から、アコースティックリミックスEDMリミックスが。08/28(Fri)からは、トロピカルリミックスプールサイドリミックスがそれぞれ配信されており、あわせてぜひチェックを。



chelmico / エネルギー

Rachel、Mamikoからなるラップ・ユニット、chelmico。08/26(Wed)にリリースされた待望のニュー・アルバム『maze』の収録曲が、チャートにランクインされました。

オリジナル・アルバムとしては、2019年8月にリリースされたメジャー2ndアルバム『Fishing』以来となる、およそ1年ぶりの新作に。コロナ禍に入って、全国ツアー「chelmico感謝祭ツアー2020」が一部中止となってしまうも、今年5月からファンコミュニティ「chelmico bears」が発足しているほか、m-floによる「♡(loves)”プロジェクト」の一環としてリリースされた、m-flo♡chelmico「RUN AWAYS」が各方面で話題に。

さらに、04/25(Sat)からは、chelmico初のレギュラー番組として期間限定で放送されていたTBSラジオ「chelmicoの でも、まだ土曜日」(通称:でもまだ)を継承した、YouTubeラジオ番組「chelmicoの でも、まだまだ土曜日」を不定期配信。07/25(Sat)から「#maze 強化月間」として6週連続で配信すると、08/29(Sat)に行なわれた初の公開生放送では、ベアーズ(chelmicoのリスナー愛称)とともに大喜利で盛り上がるなど、幅広い活動が続いていました。

いろんなものが混ざったニュー・アルバム『maze』(まぜ)には、NHK TVアニメ「映像研には手を出すな!」オープニングテーマとして国内外で注目を集める「Easy Breezy」を筆頭に、デジタル・シングル「Limit」「Terminal 着、即 Dance」や、リード・シングル「milk」「Disco (Bad dance doesn’t matter)」など全13曲が収録。先日公開されたインタビューによれば、多くの子どもたちから反応があった「Easy Breezy」のヒットをきっかけに「子どものころの自分に聴かせたいアルバム」をコンセプトとし、今年3月から4月にかけて集中的に宅録制作した模様。コロナ禍が訪れたことで制作当初のプラン(Mamiko曰く、もっと暗い方向性を予定していたとのこと)から大きく変更があったなかで、かつての日常へのノスタルジー、幼少期に出会ったトラウマの思い出、ライブやクラブハウスへの愛などを込めつつ、最終的に明るい未来が訪れることを祈ったパーソナルなアルバムとなっています。

そしてクレジットには、これまでと同様に〈Pistachio Studio〉に所属する、TOSHIKI HAYASHI(%C)、ryo takahashi、ESME MORI、に加えて、三毛猫ホームレス、U-zhaan、が引き続き参加。さらに、思い出野郎Aチーム、長谷川白紙、Aalko aka Akiko Kiyama、 tajima hal、Yuya Saito (from yonawo)と初コラボしているほか、mabanua、The Anticipation Illicit Tsuboi、D.O.I.、大西航、YASMAN MAEDA、などがミックスおよびマスタリングを担当しています。アルバム・リリース当日に行われた生配信番組「chelmicoが2次元と3次元を行き来する#ごちゃmazeハイパーバーチャルライブ」のアーカイブも公開されており、あわせてぜひチェックを。


以上、今週のピックアップでした。

Text by Ishikawa Takato

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