日本の音楽シーンと韓国のエンターテイメント業界から注目すべきニュースが報じられました。人気ロックバンド「羊文学」のドラマー、フクダヒロア氏が活動を一時休止する一方、AFTERSCHOOL出身のナナ氏がデビュー16年目にして初のソロ活動を開始しました。
羊文学、フクダヒロア(Dr)の休養を発表
スリーピースロックバンド「羊文学」は公式ウェブサイトを通じて、ドラムス担当のフクダヒロア氏(26)が当面の間、休養することを発表しました。
所属事務所の発表によると、先日行われた横浜アリーナでの公演後、フクダ氏本人と協議を重ねた結果、「コンディションの調整が必要」と判断し、休養という結論に至ったとのことです。「まずは回復を最優先し、復帰の目処が立ちましたら改めてご報告いたします」と説明しています。
今後の活動について、すでに決定しているライブ公演は、サポートメンバーを迎えて予定通り実施される予定です。所属事務所はファンや関係者に対し、「ご心配とご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解頂きますようお願いいたします」と理解を求めました。
羊文学は、塩塚モエカ氏(Vo/Gt)、河西ゆりか氏(Ba/Cho)、フクダヒロア氏(Dr)による3人組バンドです。2020年にメジャーデビューを果たし、最近では「CDショップ大賞」で大賞を受賞するなど、高い評価を得ています。海外での人気も高まっており、以前に台北で開催された初の海外単独ライブでは、約1200席のチケットがわずか3分で完売しました。
ナナ、デビュー16年で初のソロアルバムをリリース
一方、韓国ではガールズグループAFTERSCHOOLのメンバーで、現在は女優としても活躍するナナ氏が、デビュー16年目にして初のソロ活動に乗り出しました。
先日、ナナ氏は初のソロアルバム「Seventh Heaven 16」を各音楽配信サイトでリリースしました。これに先立ち、公式YouTubeチャンネルではタイトル曲「GOD」のミュージックビデオが先行公開され、注目を集めました。
「GOD」は、存在を超えた信念と問いをテーマにした強烈な楽曲です。公開されたミュージックビデオの中で、ナナ氏はこれまでの華やかなイメージから一変し、率直で大胆な「ありのままの自分」を表現。卵を割って廃墟の中から現れるシーンや、束縛から解放され自由を求める姿、さらにはコンテンポラリーアートを彷彿とさせる圧倒的なパフォーマンスを通じて、自身が伝えたいメッセージを力強く描き出しています。
今回のアルバムは、ナナ氏自身が制作に深く関わり、独創的かつ実験的なコンセプトを打ち出しました。デビュー16周年と自身の誕生日に合わせてリリースされたこともあり、ファンにとっては非常に特別な作品となっています。
その後、「GOD」のミュージックビデオが正式に公開されたほか、今後は収録曲「Daylight」と「傷」のミュージックビデオも順次公開される予定で、ファンの期待はさらに高まっています。